以前とちょっと違うのは、

その後なんだかどっと疲れを感じてしまうこと。


“かわいい甥っ子”って……


「自分で言うな」


ボソッと悪態つきながらも、



───そう、“甥っ子”。



郁生くんの優しさに、居心地の良さに、つい忘れてしまいそうになるけど。


……もしかしたら、あの怖い夢も、

抽象的にあたしへ赤信号を出していたんじゃないか、とさえ思えてくる。



ココねーちゃんが帰ってくれば、また元通りに戻る………


そんなことばかり考えていた。