まだ身体がスッキリしなくて、ラフなルームウェアでベッドにゴロゴロしていたあたしは、

昼近くなって、ようやくパーカーを羽織り、階下(シタ)に降りていった。



さすがにお腹空いた……。


「おかーさーん、……あれ?」


1階のリビングを覗いてみると───おやっ?


誰もいない……。


あらら?

今日、パートの日だったっけ?


空いた小腹を抱えつつ、ふらふらーっとキッチンに引き寄せられる。

んーっと……何、食べよ……取りあえず、喉乾いたな…


ボーッとしながら、冷蔵庫を開けようとすると、



「───あ、トーコさん。おそよー」


トントンッ…と、2階から郁生くんも降りてきた。