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結局そのまま38℃以上の熱が続いて、

───ようやく37℃代の微熱に下がったのは、3日後だった。


あの変な夢を、その間見ることはなくて……あれは何だったのか。


久々の熱にうなされてほとんど眠っていたせいか、あまり考えることはなかった。


そんなこんなしているうちに3月が終わってしまい、

あと少しで大学の前期授業が始まる時期になってしまった。


早く咲いた今年の桜は、入学シーズンを待たずに早くも満開を迎え、少しずつ散り始め……


あたしは、このまま日常に戻ってくれれば、と願っていた。