「なんか、地球がひっくり返っても動じなさそう…てか、
イマイチ食えない…てか、
何考えてんだか分かんない…てか、

───そーいうとこ、そっくりなんじゃない?」


ちょっぴりイジワルも込めて、郁生くんに言い返してやった。


すると……


「へーえ……」


「なによ?」


「それは意外。俺にも母親に似てるとこあるんだなー」


……ガクッ…


そーいう反応かい……



「───トーコさんも、ばーちゃんに似てるよ」


「は?」


「多分、三姉妹の中で一番かなぁ」


「ガサツで口うるさいってんでしょ!」


「あはは───素直で裏表がなくてさ、ホントかわいいよね」


「───……」


「トーコさん?」