『期間短くて、ごめん……。

取り敢えず、一ヶ月ちょっと離れる期間が出来たから、自分の気持ちと向き合ってみて。

それと、なかなか落ち着かないだろうから、厳しいかも知れないけど………試験の方も頑張ってね。

───教職、小学校だけじゃなくて、中学も幼稚園も、いっぱい取るんでしょ?

トコのこれからの人生に関わるから、

………気持ち切り替えるのは難しいだろうけど、なんとか乗り越えて』


瑤子ちゃんは、そう励ましてくれた。



現実は────………。


もう半月になるのに、

離れれば、少しずつ薄れていくと思ってたのに。


そんな浅はかなもくろみとは裏腹に、

………落ち着くどころか、毎日泣いて目が覚めるなんて。