それからは長かったように感じた。
本当なら立ち会うこともできたのだが、生憎今の俺の体にはそんな長時間立っているということが困難な状態にまで体力が低下していた。
そして祈るばかりの俺
何時間の時間が過ぎただろうか。
俺の元に1人の看護師がやってきた。
「おめでとうございます。男の子が産まれましたよ。母子共に健康体です。」
たったそれだけの報告が俺にはとても嬉しかった。
大切な奴との間に生まれた自分の子
そんな我が子を早くこの腕で抱きたい。
そう思っていた。
早く会いたい
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