「バスなんだから準備しろよ」

昨日と今日の朝とは違い冷たく言い放ったたか君

もうあたしに用はないってこと?

「今日も泊まる」

「だーめ」

「なんで?」

「俺だって用があんの」

「…」

ふてながら化粧をはじめる私

帰りだって笑顔でいたいのに我が儘いって
いつも困らしてるよね

「そんな海外に帰る訳じゃねーんだから悲しい顔すんなよ」

「海外みたいなもんだもん」

「たった3時間だろ」

「じゃあたか君来てよ」

「忙しい」

「…」