物音で私は目が覚める 隣にはたか君はいなくて 頭がボーっとする 「起きたの?」 作業着でにっこりとちさとのところに来るたか君がまた愛おしくて抱きしめる 「まだ寝てなよ。家出るとき鍵閉めてポストいれてな?」 「うん…」 もうバイバイか… 「悲しい顔すんなよ?また会えるんだから」 また会える その言葉だけでほっとする うちらにはまだ またがあるんだ よかった