「しーのぶ!まぁた、早乙女さんからかってんのぉ?やめなよ、かわいそうじゃんww」


女の子が忍君の肩に抱きつくようにして体重をかける。


そうか。女の子たちは私と忍君が付き合ってること、知らないんだ。


そりゃあ、学年1の王子様とオタクな地味子だもんね。


「忍ぅ、そんなことよりうちと遊ぼぉ?最近全然遊んでくんないじゃん」


女の子が甘えた声で忍君にすりつく。


忍君…断るよね…?