「コイツ仕事中もこうやって寝るんだよ。ありえねぇ。」

そう言って、優しい目で竜を見る秀樹さん。

GOLDに来て茉莉亜と話しながら更に飲んだ竜は秀樹さんから
起こされて暫くしても目が座ったままだった。

「そろそろ帰ろうか。」

秀樹さんがそう言って席を立つ。

優奈はまだ帰りたくなかった。


秀樹さんから線を引かれてスッキリしない気持ちのまま帰るのが嫌だった。