修二は話を聞くのもとても上手だった。

優奈は修二との時間を楽しんでいた。

ちょっと毒舌なところが面白くて、冷めている所が魅力的だった。


「つか優奈ちゃんて、竜とどんな感じなの?」

真っ直ぐこっちを見て聞く修二。

「友達なのかな?なんか同じ歳って事もあって結構仲良くしてたかな。」

「ふーん。」

そっけない修二の反応。

「修二さ・・・。修二は竜と友達?」

優奈が聞き返すと、

「いや、俺あいつ嫌いなんだよね。なんかあいつバカじゃん。まぁあっちも嫌いだと思うけど。」

グラスを見つめながら修二が即答した。