一年前の今日
同じ道を歩いていた。
場所は都内から少し離れた堤防のちかく。
僕等は堤防にあるベンチにそっと腰を下ろした。
一瞬割れた気がしたカナの心。
その事が頭から離れない、僕は上の空で話しをしていた。
そして日も落ち始め辺りは一瞬で明かりという明かり全てを飲み込んだ。
うっすらと外灯だけが光っている。
まるで暗闇で見つけた蛍のように…ほのかに……。
少し前から、何となく歯車が狂い始めた気がしていた僕等。
無言で蛍のような外灯に目を向けていた。
(飲み物買ってくるわ)
向かいにある自動販売機に歩いた!
ガタン
ガタン
二人分の飲み物を買って戻り始めた。
今気付いたが辺りは薄暗く明かりを目指して歩いた。
(あっ?!カナ?)
ふと両手の飲み物を落とした。
無惨にも転がっていく缶
いない。
いない。
あいつ何処行ったんだ?
辺りを見回しても
姿はみえない。
いろいろ探したんだ。
あの時は。
びっくりした
本当にこのまま消えてしまったら………。
何処にいるんだ?
離れたくない
精一杯の声で叫んだ
離れたくない………と
同じ道を歩いていた。
場所は都内から少し離れた堤防のちかく。
僕等は堤防にあるベンチにそっと腰を下ろした。
一瞬割れた気がしたカナの心。
その事が頭から離れない、僕は上の空で話しをしていた。
そして日も落ち始め辺りは一瞬で明かりという明かり全てを飲み込んだ。
うっすらと外灯だけが光っている。
まるで暗闇で見つけた蛍のように…ほのかに……。
少し前から、何となく歯車が狂い始めた気がしていた僕等。
無言で蛍のような外灯に目を向けていた。
(飲み物買ってくるわ)
向かいにある自動販売機に歩いた!
ガタン
ガタン
二人分の飲み物を買って戻り始めた。
今気付いたが辺りは薄暗く明かりを目指して歩いた。
(あっ?!カナ?)
ふと両手の飲み物を落とした。
無惨にも転がっていく缶
いない。
いない。
あいつ何処行ったんだ?
辺りを見回しても
姿はみえない。
いろいろ探したんだ。
あの時は。
びっくりした
本当にこのまま消えてしまったら………。
何処にいるんだ?
離れたくない
精一杯の声で叫んだ
離れたくない………と