「夢ちゃん。」


「な、なに?真帆」


「僕も夢ちゃんとホテルに──────────」


「行かない行かない!!!
っ、破廉恥王国じゃないんだから止めなさい!」



───────ピンポンパンポーン




突如部屋のスピーカーから鳴り出した呼び出し音。

と、同時にみんなの顔色が悪くなった気がした。



『生徒会の諸君、おはよう。 今から2分以内、制服で校門前集合。』


「チっ・・・・・糞ばばあ」




そんな言葉を残して、全員部屋に走って行ってしまった。


いまいち状況が掴めないでいると。



「夢ちゃん!急いで制服に着替えて!」


「えぇ!?」


「早くしないと殺られる!」


「、わかったわよ・・・・っ!!」



部屋に駆け込み、急いで制服を着る。