『よ...ろしく。レイア姫様』




そう言って、はにかんだ様に笑ったホリスの笑顔が、その言葉が

嬉しくて、嬉しくて仕方なかった




初めてできた、私の『友達』だった




それからは、毎日一緒に過ごした

もちろん、私に仕えているのだから片時も離れないのは当たり前だけれど



それでも、嬉しかった

そうだとしても、一緒に誰かと過ごせる事が、何よりも嬉しかった



一緒に森で遊んだり

湖で泳いだり

木の実を探して食べたり

時の庭で、他愛無い事を話したり

一緒に月を見上げたり



どんな私の我儘も

ホリスは笑顔で答えてくれた