「俺も愛している。世界中の、誰よりも」




誰よりも愛している

俺の心を満たしてくれる、唯一の人

何に変えても守りたいと思える、唯一の人




俺の答えを聞いて、嬉しそうに微笑んだレイア

月明かりに照らされるその姿が、まるで女神の様で目を細めた



「アレン」

「レイア」



互いの名を呼び合って、最後にもう一度、深い深いキスを落とす

溶けて1つになるほど

深いキスを――





「いってくる」



吐息と共にそう言って、彼女をもう一度強く抱きしめた




壊れてしまいそうな

胸と共に