「約束する。必ずもう一度君を、この胸に」




ゆらゆらと頼りなく揺れる未来を、掴む

今にも消えてしまいそうな未来を




「だからレイアも約束してくれ――最後まで、決して諦めないと」




戦う事を

守る事を

生きる事を―――



冷たく冷えた彼女の頬を温める様に、両手で包む

俺と同じ様に、頼りなく揺れる何かにしがみつく様に、ゆっくりと瞳を細めて唇を噛みしめたレイア





「約束する。諦めたりはしない、決して」

「――約束だ」




強い口調でそう言った彼女に微笑みかけてキスを落とす



瞼に

頬に

何度も



そこに涙が伝わない様に

願いを込めて