「後悔はしない。離れていても、父とは繋がっている」
「――そうか」
「それに、二度と会えないとは思っていない」
生きていれば
必ず、また会える
だから、これが一生の別れだとは思わない
きっと、また会えると信じているから
「私も、またゲルの話が聞きたい」
俺の言葉を聞いて、深く微笑んだレイア
無邪気に笑ったその笑顔が、どこか寂しさが満ちていた心を温かくする
「きっと、父も同じ事を思っている」
どこか寂しそうに、この国の景色を見ていた父の姿を思う
きっと、父もこの国の事を少なからず愛していると思うから
この美しい
光の国を