優しい風が俺達を包む
温かい日差しが俺達に降り注ぐ
「大丈夫だ、ホリス。私は過去に囚われたりしない」
何も言わずに、ただ瞳を揺らすホリスの手にそっとレイアが手を添える
美しい金と銀の髪が、揺れる
「そなた達と未来を生きると決めたのだ―――共に歩いてはくれぬか?」
優しい声が世界に満ちる
美しい、その姿が眩しい
俺と同じ様に、その瞳を細めたホリス
そして、グッと唇を噛みしめた
「どこまでも――お供いたします」
そう言って、柔らかく微笑んだ
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…