「大丈夫だ。きっと来る。それに、お前は1人じゃない」

「――」

「それは、自分でも分かっているのだろう?」



微かに伏せていた瞳を上げたホリス

揺れる瞳は、目の前にいる俺達に注がれる




「――ホリス、共に生きよう」




そんなホリスにそう言う

微笑みを添えて



この美しい国で

優しい国で


共に生きよう


悲しみも、寂しさも

共に背負って




「――アレン‥」

「私もいるぞ、ホリス」

「姫様…」




ニッコリ笑って、そう言うレイアに微笑み返す