「――では、皆、一度席を外そう。親子で積もる話もあるだろう」
一度静けさが戻った部屋に、再びレイアの声が響く
すると、その言葉を合図に周りにいた女性達は一度足を折ってお辞儀した後
音も無く部屋を出て行った
「レイア」
最後に部屋を出て行こうとする彼女の背中に声を駆ける
その声に反応して、レイアが静かに振り返った
美しい黄金の髪が一度なびいて、銀に変わる
「ありがとう」
「よいのだ」
微笑んでそう言った俺に応える様に
同じく柔らかく微笑んでから、レイアは部屋を後にした
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