でも――――‥




その言葉を胸の内で鳴らした瞬間

心に影が射す


見上げた空の様に暗いものが心を覆う

一つの疑問が、俺の心を現実へと引き戻す




この恋に、未来などあるのか?




彼女は一国の王女

この光の国を司る、この国の象徴



それに比べて、俺はただの騎士にしかすぎない

ましてや、他国の――