「今はもう、失ってしまったけどな」




小さく笑ったレイアの瞳が寂しそうに歪む

美しいターコイズの瞳が、輝く




「――‥もう一度、会いたい」



そう呟いた彼女をぎゅっと抱きしめる

どこか消えてしまいそうな彼女の体を



折れてしまいそうな体を、優しく包みこむ

じんわりと広がる彼女の熱を感じて

愛しさが募る



柔らかい髪に、そっと口づけをして

髪をすく



美しい、金の髪が

月の光を浴びて、銀に変わる