信じてくれ。と何度も悲願するガスパルを見下ろす



すると、木々の間から夕日の光が差し込んで俺の横顔を照らしだした

真っ赤に燃える夕日が瞳に溶け込む



その瞬間、俺の顔を見て一気に青ざめた顔になる男

荒かった息を止めて、ガタガタ震えだした

その姿を見て、思わず首を傾げる



――なんだ?




「あ...あんた...」



震える声の上で小さくそう呟いた男

俺の目をじっと見つめて、まるで脅えている様だった




「何だ」

「な...なんで..ここに」

「何の事だ?」

「――殺したはずだ...なんで...なんで..」



まるで狂った様に首を左右に動かすガスパル

首元にある剣の切っ先が触れて、血が滲んでいる