だから、騎士として迎えてくれると言ってくれて本当に嬉しかった
自分はどこまで行っても『騎士』だから
騎士としてしか、生きる事ができないと分かっているから
「――‥きた」
小さく息の下で呟いた声が、風に乗って消える
少し先の木に隠れているホリスも、小さく頷いた
少し離れた場所に現れた、2人の男
どこか見覚えのある、黒い衣を纏っている
木の実を集めていたんだろう
肩に背負っていた袋を乱雑に地面に置いた
その姿を確認してから、辺りを見渡す
どうやら2人だけの様だ
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…