ホリスの意図が分かって、緩んでいた気をピンと張る




「人数は」

「――分からぬ。だが倒せぬ数ではない」



倒せない数では。


きっと、2.3人

多くて4人だろう


いや...もっと、か?



まるで試す様なホリスの姿を見て、思う

きっと俺の剣の腕と、その忠誠心の強さを彼は知りたがっている



だったら

見せてやろう




風の国一の騎士と謳われた

俺の剣の力を



この国への忠誠心を――