そんなものの対になる石

その国を司る宝石


それを贈ったんだ


それだけで、その男の姫を想う気持ちの大きさを知る

愛の大きさを知る



すると、隣に座っていたレイアが胸元から、おもむろに何かを取り出した

不思議に思って視線を向けると、その手の中に美しい宝石が輝いていた



眩しい程、光を放つ美しい宝石



その石を見つめて、もしかして。と思ってレイアの顔を見る

すると、柔らかく微笑んだ彼女が、コクリと小さく頷いた