その姿を見た途端に胸が温かくなる
俺の元へ駆け寄ってくる、その姿が眩しくて思わず目を細めた
「レイア。どうした?」
俺の目の前まで来て、柔らかく微笑んだ彼女の髪を優しく撫でる
まるで絹の様に艶やかな髪が俺の指の隙間からスルリと抜けた
「実はな、ついてきて欲しい場所がある」
ついてきて欲しい場所?
なんとなく彼女の口から零れた言葉に首を傾げる
「大丈夫だ! ホリスもいいと言っていた」
何も言わない俺に焦ったのか、取り付ける様に慌ててそう付け足したレイアに笑みが零れる
きっと、危ないからダメ。と言われるかと思ったんだろ
コロコロと変わる彼女の表情1つ1つに
俺の胸は忙しなく高鳴る