「心配してくれてありがとう。

大丈夫だから。」

ホントは、まだダメ。だけど

お母さんに心配はかけれない。

「わかったわ。それじゃあ、

お母さんが学校まで送ってあげるわ。」

「ありがとう。」

急いで制服に着替えてお母さんの車に

乗った。お母さんとあたしは

学校まで一言も話さなかった。

学校に着いた。

「久美、あんまり無理しないでね。

いってらっしゃい」

「うん。心配しないで。行ってきます。」

お母さんが行ったのを確認して

急いで教室に行こうとしたその時。