あたしとたけちゃんだけの世界に!

「久美…帰りましょう。

武君は、あなたをこんなふうに

するためになくなったんじゃないのよ?」

「そうなの?たけちゃん?」

たけちゃんが…笑った気がした。

「うん。そうだね。ごめんね。

あたし…明日も来るね。約束だよ。」

「さぁ。帰りましょ。」

「たけちゃん…」

お母さんはあたしを心配しながら

手を繋いでくれた。

「おい…お前…」

「ぇ?」

あたしの腕を掴む男の人。

「い…いや。なんでもねぇ。」

そう言ってあたしの腕から手を離す。

あたしは気にせずお母さんと車に向かう。

10分して、家に着いた。