何時間泣いたんだろう?
こんなに泣いて涙は枯れないのかな。
教室に戻る勇気なんか私にはない。
栞夏「はあー。」
聡太「栞夏!」
栞夏「…」
何も話したくなくて
私は無視してしまった。
聡太「何で無視るんだよ!」
栞夏「今は何も話したくないの。」
聡太「何で?」
栞夏「聡太って鈍感にも程があるよ!」
聡太「えっ?」
栞夏「さっきの騒ぎで戻れる訳無い!」
聡太「ずっとそうやって逃げる。」
栞夏「え…」
聡太「逃げてばっかりでいいのかよ。」
栞夏「…」
だんだん悔しくなってきた。
聡太の言うことは本当に正しい。
私は逃げてばっかりなんだ。
だけどそんな事考えてる余裕が無かったんだ。
栞夏「聡太に何がわかるの!?」
聡太「えっ。」
栞夏「幼馴染みだからって全部知ってるみたいに言わないでよ!!!」
また、八つ当たり。
聡太「栞夏…」
涙を流す私。
それを固まって見てる聡太。
聡太_
ごめんね。
いつになったら
この関係は戻りますか_