聡太「…」
たぶん、聡太も寝てる。
寝てる姿はとても可愛くて…。
やっぱり、好きなんだって
実感させられたんだよ。
見とれてる場合じゃない!!!!!!!!
もう、時間が過ぎてるから。
栞夏「聡太ー?」
肩をポンポン叩いた。
聡太「…んっ。あっ、おはよ。」
栞夏「何で、教室にいるの?下校時間もう過ぎてるよ?」
聡太「栞夏待ってた。」
栞夏「えっ…」
聡太「俺、杏華と別れた。」
栞夏「ウソでしょ?」
聡太「嘘じゃなかったら待ってねえーよ」
栞夏「あっ、ありがと。」
聡太「いじめられてんなら早く言えよー!」
栞夏「言えるわけ無いよ?」
聡太「俺、聞いても別に傷つかないから。」
真剣な顔になってそう言われると…
まっすぐな瞳に吸い込まれそう…。
栞夏「…///」
聡太「何で顔真っ赤なの?」
でも、やっぱSだ←
栞夏「ちょっと暑くて。」
聡太「真冬に暑いとか頭大丈夫かよww」
くだらない話をしてても楽しいと思えるんだ。
栞夏「はいはい。帰ろう。」
聡太「おうっ。」
今日だけ素直になってみよっかな。
今なら大丈夫ってどっかで思ってる。
栞夏「何で、そこまで私に優しくしてくれたりするの?」
聡太「え?」
栞夏「…」
幼馴染みの壁を段々崩してる。
私は、素直になりすぎると空回りしてしまうから。
ちょっとずつ自分らしく徐々に
幼馴染みの壁を壊すことを決めた。
もう少しの勇気で私言える気がするよ。