大祐くんには全てお見通しなんだね。

俺、田代ことになると(大祐)
人格変わっちゃう。

栞夏「教室戻りたくないな…。」

聡太「栞夏どこ行ってたんだよ〜」

甘えん坊っぽく言う聡太に
ついつい可愛いと思ってしまった。

栞夏「ちょっとね…ww」

佑樹「あっ!聡太っ!」

聡太「よー!三島ー!」

佑樹「もしかして、横にいるのは彼女ですか?」

聡太「違うよー!幼馴染み!」

栞夏「…」

゙幼馴染み゙これが私を時には辛く
させていた一つの原因。

やっぱり幼馴染みにしか
見られてないのかな。

会話が終わってたらしく
私は聡太幼馴染み…。

だけど、やっぱりその壁を壊すのは
自分自身なんだ。

絶対に壊してみせる。

杏華「あんまり、調子に乗らない方がいいんじゃない?(^∇^)」

栞夏「私は別に…。」

杏華「またすぐに離れてくんだから。みーんなっ!」

栞夏「えっ…。」

それは、過去を
知ってるかのように話す杏華。

栞夏「なんで…」

一番杏華が敵に回してはいけないんだ。

聡太「何今の。」

栞夏「聡太。」

たまたま聞いてた聡太がいた。

聡太「杏華にいじめられてんの?」

栞夏「それは…。」

聡太「答えろよ!」

栞夏「……」

これでも言えない私は…。

聡太「それ聞いて誰が傷つくの嫌だから?」










栞夏「・・・聡太が傷つくの嫌だからだよ。」

誰もいない廊下
私たちの会話の声だけが響く。

もちろん、私の今の声も。