教室に入った。

まだ、杏華は居ないみたい。

栞夏「よかったー。」

少しだけホッとしていた。

聡太いつだって人気者。
休み時間には必ずと言っていいほど
友達が周りにいて、楽しそう。

私もあんな感じになりたいなあー。

そんなことを、思っていた。

杏華「おはよっ!栞夏!」

栞夏「おはよう。」

その、杏華の目の奥が笑ってない事がすぐわかってしまう。

杏華「昨日ねー!」

栞夏「なになに?」

こんな感じに惚気を聞いたりしてる。
これはなんだろう。

私ってやっぱり最低なんだ。

杏華は、可愛くて全部完璧だけど…。

私たちはいつからか

゙親友゙から゙ただのクラスメイドに戻ってたんだ。