「どーだか。」


彼はポケットに両手を突っ込むと
私から顔を反らした。



イラッ―――――――



『あっそ!そうですよ。早瀬くんは外国人みたいにイケメンだし?リイキと違って優しくて大人だし完璧だもん!』


キレた私は、彼に向かって
やけくそでウソを吐いた。




「やっぱお前、アイツが好きなのか。」



『好きだよ!んじゃ、さようなら!帰るっ!』



私は自分の鞄を腕にかけ
バンッと扉を閉め出ていった。