「浮気なんてしねえよ、ばーか。」


私のおでこを小突いてきた。


その一言で安心する私。
やっぱどんなに長く付き合ってても
いつだって不安は感じるもの。



『リイキのこと…信じてるけど
 約束してほしいの。』



「わかったよ。俺は、梨々香以外の女に目移りなんてしねえし浮気とかありえねえ。はい、約束。」




そう言うと、小指を突き出してきた。


その指に私も自分の小指を絡ませた。