夏休みの最後には憂鬱に思う学校も、
一度行ってしまえば、
久々に会った友達と話したりするのが
楽しく、気分はすっかり晴れてしまう。
「よ!たきのり。
始業式、お疲れー!」
放課後、雪乃が部活に行くため別れると、
かわりに彩音が現れる。
「お疲れーって、
彩音は随分元気そうですね。」
汗水一滴垂らしてない。
「ほら、私、病弱じゃん?
暑い中、
立ってるなんて耐えらんないからさ?
涼しい保健室で待ってたってわけ。」
「炎天下の中、病院から脱走してた奴が、
よく言うわ!」
「だって、
校長の長ったらしい話を聞くぐらいなら、
寝てるほうがマシだし。」
「そうね。そう思うわ。
多分、先生も含めた学内の人の大半が、
そう思ってるわ。」
現に先生達、寝てたしな。
「自分の身体の特徴を
最大限に生かした結果です。」
「しょーもないことをしてるくせに、
ちょっと格好いい言い方するな!」
でも、
入院してたころ以来だな彩音と会うの。
心配したって言うと怒るから言わないけど、
元気そうで良かった。
一度行ってしまえば、
久々に会った友達と話したりするのが
楽しく、気分はすっかり晴れてしまう。
「よ!たきのり。
始業式、お疲れー!」
放課後、雪乃が部活に行くため別れると、
かわりに彩音が現れる。
「お疲れーって、
彩音は随分元気そうですね。」
汗水一滴垂らしてない。
「ほら、私、病弱じゃん?
暑い中、
立ってるなんて耐えらんないからさ?
涼しい保健室で待ってたってわけ。」
「炎天下の中、病院から脱走してた奴が、
よく言うわ!」
「だって、
校長の長ったらしい話を聞くぐらいなら、
寝てるほうがマシだし。」
「そうね。そう思うわ。
多分、先生も含めた学内の人の大半が、
そう思ってるわ。」
現に先生達、寝てたしな。
「自分の身体の特徴を
最大限に生かした結果です。」
「しょーもないことをしてるくせに、
ちょっと格好いい言い方するな!」
でも、
入院してたころ以来だな彩音と会うの。
心配したって言うと怒るから言わないけど、
元気そうで良かった。