「や、......っめて、、」







やっと発せられた言葉がこれ。





情けない







助けて.........助けて








助けて.........蓮!!!











「ボコッ」


誰かが突然表れ不良を殴り飛ばした






「これ俺のなんだけど何か用?」








蓮........







今まで見たことないくらい真っ黒なオーラでものすごい低い声で不良を睨む蓮








「な、なんだよ!男いるんならそう言えよ!!」







おじけついたのか不良は逃げていった





「愛蘭?大丈夫か?」




さっきとうって変わったような優しく甘い声でそんなこと聞いてくるから余計に涙がでた







「う、うっ............」






恐怖から解放された事と蓮が助けに来てくれた嬉しさで涙はとまることをしらなかった








「もうちょっと早くくればよかったな....
ごめんな.....」







「れ、、んは、、っ何も、、悪くないよ、、、」





必死に訴える




こうなったのも自分が悪いんだから







「もう大丈夫だからな?」





そういい蓮はそっとあたしを抱きしめてくれた






あったかくて安心する。





今ここにいるのは蓮なんだって確認できたんだ。