夕日が沈むまでずっと二人で海を眺めてた





それから電車にのって街まで行った




クリスマスだからいつとの比べものにならないくらい人が沢山いて中々前に進めない






でも蓮があたしの手をしっかり握っててくれてはぐれるのこともなくお目当ての場所に到着






あたしたちが街に来た理由。





「凄いね.....」


「高いな」




この街で一番大きいクリスマスツリー



クリスマスとクリスマスイブだけしかライトアップされないこのツリー




だからツリーの周りには人が沢山



まあそのほとんどがカップルだけどね




「愛蘭」


ツリーに見惚れてるといきなり後ろから抱きしめてきた蓮





え、えっ、何事?!




「れ、れん?」




「じっとしてろ」



じっとしてろって.....



「ひゃっ」

首にひやっとしたものがあたった



な、なに?





「俺からのプレゼント」



首元を見てみるとあたしの首にはネックレスがかかっていた




「ありがとう!!可愛い!
すっごい嬉しい!大事にするね!」



あたしの為に選んでくれたと思うとすごく嬉しい



あ、あたしも渡さなきゃ






「あたしからはこれ!」




腕時計が入った箱を渡す



「開けていいか?」


「うん!」




気に入ってくれるかな?