「やっぱ忘れてたのかよ」



馬鹿にしたようにあざ笑う蓮





「ご、ごめん」



「俺さ待ってたんだけど？」



「ごめんなさい.....」



蓮....怒ってる？


やだ！蓮が怒ると怖いもん！




「蓮.....許して？」



蓮の袖のはしをちょいちょいっと引っ張る





「.....っ、なぁ.....それ誘ってんの？」





誘ってる......？




え、え、っっ




「さ、さ誘ってない！！」



このどこが誘ってんのさ！


必死に謝ってるのに！！




「誘ってるようにしかみえねぇんだけど」




そういい蓮がゆっくりあたしに近づいてきた




ベットに座ってたあたしを押し倒す蓮




.......押し倒す......



お、お、押し倒す？！




「ちょ、ちょっと！何してんの！？」




今の状況....

あたしの上ね蓮がかぶさってる

いや、乗っかってる？


蓮の顔が

......近い近い近い！！！




「なぁ....爽と何してたわけ？」


爽......爽君！！



今の今まで忘れてたけどあたし爽君に告白されたんじゃん！






元からこの状況で赤かった顔がもっと赤くなってしまう



「何、顔赤くなるようなことしたわけ？」



「や、違くて！」





「じゃあ何？」




何か蓮怖いよ.....





あの男三人が頭にぱっと浮かんできた



どうしよう.....蓮があの男たちとかぶる





「うっ......っ」



涙がでてきた