「よーし、打ち上げやるかー!」

クラスメイトの誰かが言って、
「賛成!」

「俺、アルカリ性!」

賛成の声としょうもないオヤジギャグが飛び交った。

その時、クイッと誰かがあたしの腕を引っ張った。

引っ張った人物に視線を向けると、
「えっ?

かいちょ…」

会長はしーっと人差し指を自分の唇に当てた。

あたしは会長に連行されるように、体育館を後にしたのだった。

会長に連行されるようについたところは、屋上だった。

「終わりましたね」

会長は床に腰を下ろした。

あたしも床に腰を下ろそうと思ったけど、自分の格好が衣装であるドレスだと言うことに気づいた。