これから委員長にメイクをしてもらうのだ。

果たして、おおざっぱな委員長ができるのかと言う話だけど…。

不安に思いながらもあたしは椅子に腰を下ろした。

手なれていると言うように委員長が手を動かして、あたしの顔にメイクを施して行く。

最後に薬指であたしの唇にピンク系のグロスを塗って、
「はい、終わったよ」

委員長はそう言ってあたしに鏡を見せた。

そこに映っていたのは、
「おー」

キレイにメイクされたあたしの顔だった。

えー、これがあたし!?

って言うか、委員長うまーい!

プロかって思うくらいうまいんですけどー!