自室で着替えを済ませると、
「桃姉ちゃんおかえりー」

真里が部屋に入ってきた。

「ただいまー。

何か用?」

真里に聞いた。

「桃姉ちゃん、おりがみある?

明日文化祭の準備で必要なの」

「あー、ちょっと待っててー」

真里があたしのベッドに腰を下ろした。

あたしは机の引き出しを開けて、おりがみを探す。

「あ、あったあった。

はい、どうぞ」

真里におりがみを渡した。

「ありがとう」

真里は嬉しそうに受け取った。