陸に家まで送ってもらい今は家の前。



あたしは親がいなくて一人暮らしをしている。



あたしひとりには広すぎる一軒家。



でも家族と過ごした場所を離れたくないからこの家に住んでる。



「お前んち綺麗だな」



「そうかな?ありがとう」



「あれ?心ー!…と誰?」



あ、奈津…敵対心向けすぎ…



「お前こそ誰なわけ?」



陸まで…。



「奈津、この人は蝶龍っていう族の幹部で相沢 陸。」



「陸、この人は幼なじみで隣の家に住んでる春他 奈津。」



「蝶龍…だと…?」



「あぁ蝶龍だ」



陸…挑発してる。



「心‼︎んでこんな奴らとつるんでんだよ‼︎」



は?



「こんな奴らってなに。あたしの友達だよ。こんな奴らとかいうなよ」



「っ悪い。」



「それにあたし奈津と小さい頃から一緒だからわかるでしょ?」



「だからこそ…俺はっ」



「そうだよね…ごめん。でも今度こそ大丈夫」



「そうか…」