「あひゃっ」

変な声を出してしまった桃に空が

気付き桃のほうを見る。

空の顔が一瞬で赤くなる。

「どっ、どっ、どうしたんだよ」

動揺して壁に張り付いて話している。

一方、恥ずかしすぎて倒れそうな桃は

たどたどしく、単語で話して要件を伝えた。

「服、かばん、に、あるから、取ってきて」