頭に“?”を浮かべる私。…の背後で


「おい、春。どういうことだ。これは」


声がした。


ものすごく機嫌が悪そうな声。低くて、ドスのきいた声。


その声に、背中がぞくりと震えた。


そして私は恐る恐る振り向いた。


そこにいたのは、やっぱりさっきの謎のイケメンだった。


謎のイケメンは綺麗に整っている顔を歪ませて、ものすごい顔で私を見下ろしている。


もともと身長が大きい分、(170くらいあるんじゃないかな)体が小さい私(しかも座っている)からしたら、ものすごい威圧感。


こ、怖い((((;゜Д゜)))


私はふるふる震える肩を手で抑え、謎のイケメンの目を見た。


バチリと合う視線。


謎のイケメンは何かを考え込むようにして、やがてはっとしたように私を睨んだ。


「お前ー…さっきの…」