どうやら思い出したようだ。


「…何でお前がここにいるんだよ」


謎のイケメンの目が鋭くなった。


切れ長の瞳というのも手伝って、よりいっそう怖い。

「…春、お前の女か」


謎のイケメンがギロリと春に視線を移し、睨んだ。


春は微塵も動じてないとでも言うように涼しげな顔で、答えた。


「まさか。俺はこんなの趣味じゃないよ。俺はこんな寸胴じゃなくてもっとスレンダーで出るとこでた綺麗なお姉さんが好き。ちんちくりんは趣味じゃないよ」

「知ってるでしょ?樹」と男の子に問いかける。


…。


誰か。こいつを殺してもいいだろうか?


寸胴だと?ちんちくりんで悪かったな。


ていうか、趣味じゃないって二回言ったろ。今。(怒)

こっちだってお断りだっつーの!!