「い、いいいい今何しようとしました!?!?」

顔がちか、ちか、近くなってましたけどっ


「え?君違うの?」


「何がですかっ」


「嫌、大抵切った女の子は家まで押し掛けて来るからそれかと思って」


男の子は宛が外れたとでも言うように深いため息をつく。


…知らんがな。


唯一分かったことは今の会話からして、この人はチャラい!と言うことだ。


「わっ、私は今日からここでお世話になる初(うい)です!名字は…今日から三神になりますから、三神初ですっ」


私はペコリと頭を下げた。

「ふっ」


頭上から漏れた声に、私は頭を上げる。


わ、笑った?