このままで。

みんなでいっしょに、歩いて行けたらいいね。

いつかは、離れちゃう時があるかもしれないけど。


でも。
陸さんとだけは、ボク、ずっといっしょにいるよ。
陸さんも、きっとずっと、ボクと一緒にいてくれる。


ボクは、陸さんを見上げた。
陸さんに手を引いてもらって、立ち上がる。


「マコト。冬休みこそ、一緒に、旅行しような」
「うん」