「ごめん、ごめんね、吉田。ボク、途中で気を失っちゃったみたいで」
ボクは、ベッドから降りて、吉田の前に座った。
吉田が、ボクを抱きしめてくる。
「きっとここにいる。きっと、陸さんがマコトのこと見ててくれてる、って、自分に言い聞かせて来たけど……もしもいなかったら、どこかで倒れたままになってたら、見つけられなかったらどうしよう、って」
「吉田くん……俺のこと、信用してくれたんだ」
陸さんが、小さな声で、言う。
吉田が、顔をあげた。
ボクから離れて、陸さんを見る。
「あんたのこと、嫌いだけど。あんたのせいでマコトが苦しむって、今でも思ってるけど。でも、あんたがマコトのことを大切に思っていることだけは、認めてる」
「……ありがとう」
「別に、お礼言われるようなことじゃねぇし」
照れながら、吉田が、ポケットから携帯を出す。
「美知子に連絡してやらないと。あいつは公園とか、探してくれてるから」
ボクは、ベッドから降りて、吉田の前に座った。
吉田が、ボクを抱きしめてくる。
「きっとここにいる。きっと、陸さんがマコトのこと見ててくれてる、って、自分に言い聞かせて来たけど……もしもいなかったら、どこかで倒れたままになってたら、見つけられなかったらどうしよう、って」
「吉田くん……俺のこと、信用してくれたんだ」
陸さんが、小さな声で、言う。
吉田が、顔をあげた。
ボクから離れて、陸さんを見る。
「あんたのこと、嫌いだけど。あんたのせいでマコトが苦しむって、今でも思ってるけど。でも、あんたがマコトのことを大切に思っていることだけは、認めてる」
「……ありがとう」
「別に、お礼言われるようなことじゃねぇし」
照れながら、吉田が、ポケットから携帯を出す。
「美知子に連絡してやらないと。あいつは公園とか、探してくれてるから」