陸さんが、ボクのことを抱え上げる。
「マコト、ちゃんと俺の首の後ろに腕を回して」
なんだか、軽々と抱え上げられちゃったことが恥ずかしいけど。
でも、そんなこと言えるような雰囲気じゃなくて。
ボクは、痺れて感覚の鈍い手を、それでも陸さんの首の後ろに回して、つかまった。
陸さんが、そっとボクを、ベッドの上に降ろしてくれる。
「マコト、どこが痛いんだ?」
「大丈夫、だよ」
看護師さんが、酸素の管をボクにつけてくれる。
そっか。
これをはずしてたから、苦しくなっちゃったんだ。
血圧や、脈拍を、看護師さんがてきぱきと測ってくれる。
「ちゃんと、症状を言ってくれないと、何にもしてあげられないだろ」
「そうですよ。今は痛くて当たり前なんですから。遠慮しないで言ってくださいね」
陸さんと看護師さんに、両側から言われて、ボクは首を竦めた。
どうしよう。
「マコト、ちゃんと俺の首の後ろに腕を回して」
なんだか、軽々と抱え上げられちゃったことが恥ずかしいけど。
でも、そんなこと言えるような雰囲気じゃなくて。
ボクは、痺れて感覚の鈍い手を、それでも陸さんの首の後ろに回して、つかまった。
陸さんが、そっとボクを、ベッドの上に降ろしてくれる。
「マコト、どこが痛いんだ?」
「大丈夫、だよ」
看護師さんが、酸素の管をボクにつけてくれる。
そっか。
これをはずしてたから、苦しくなっちゃったんだ。
血圧や、脈拍を、看護師さんがてきぱきと測ってくれる。
「ちゃんと、症状を言ってくれないと、何にもしてあげられないだろ」
「そうですよ。今は痛くて当たり前なんですから。遠慮しないで言ってくださいね」
陸さんと看護師さんに、両側から言われて、ボクは首を竦めた。
どうしよう。